∟様々な食品洗浄
 
食品分野でのオゾン水の利用

オゾン水による各種食材の洗浄方法(一例)


オゾン水による野菜の代表的な洗浄方法例
回転式野菜洗浄機によるオゾン水洗浄(カット野菜等)
コンベヤ式野菜洗浄機によるオゾン水洗浄(丸野菜等)
流水式野菜洗浄機によるオゾン水洗浄(大根のけん等)

オゾン水、その他殺菌水との野菜の殺菌効果の比較
オゾン水による食材の洗浄は、浸漬洗浄においても、
次亜塩素酸ナトリウムや強酸性電解水と
ほぼ同じ効果を示します。

供試野菜  :
レタス20g
処理方法  :
各処理液 1000mL、 浸漬時間 5分間
処理液      :
①Ozone
:オゾン水 (10㎎/L )
②NaOCl
:次亜塩素酸Na (有効塩素 200㎎/L)
③AcEW
:強酸性電解水 (有効塩素 40mg/L)
④Water
:蒸留水
オゾン水による野菜の殺菌効果比較
出典:平成17年度農林水産研究高度化事業委託研究
「オゾン水による植物の病害防除、生育促進と生産物の安全処理技術」 成果報告書から抜粋

次亜塩素酸ナトリウムによる食材洗浄の影響
塩素と有機物との反応で、有機塩素化合物が副生することはよく知られています。
次亜塩素酸ナトリウムによる食材洗浄では、下表に示していますように、有機塩素化合物の一種であるクロロホルムが生成されます。 ただし、後洗浄を実施することによって、食材に残るクロロホルムの含有量は、原料食材と同じレベルに削減できています。 一方、その洗浄排水中には、高濃度のクロロホルムが検出されます。 言い換えれば、後洗浄が不十分な場合には、食材にクロロホルムが残留する可能性があります。
一方、オゾン水の場合には使用後の洗浄が不必要で安全性が高く、食品の味を損ねず、クロロホルムを 生成しないという点が特徴的です。
※日本では、食品添加物として認められている次亜塩素酸ナトリウムは、EUでは食品への添加が
    禁じられています。

カットキャベツでの次亜塩素酸ナトリウムとオゾン水による洗浄比較

オゾン水と次亜塩素酸Naの洗浄比較
  試料 クロロホルム含有量
食材 ①未処理 <0.001㎎/㎏
②次亜塩素酸ナトリウム処理 0.002㎎/㎏
③オゾン水処理 <0.001㎎/㎏
排水 ①次亜処理排水 0.36㎎/㎏
②後洗浄排水(次亜) 0.01㎎/L
③オゾン洗浄排水 <0.001㎎/L
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