NFT方式の養液栽培装置上の藻の発生抑制
(H19年濃度水高度化研究報告より抜粋)
農業分野
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農業分野でのオゾン水の利用
農業分野でのオゾン水の用途
植物の病害防除および生育促進の観点から、農業分野においてオゾン水の利用が
始まり、さらに養液(水耕)栽培、植物工場への利用へと用途が拡大しています。 特に、無菌状態で植物を栽培する植物工場においては、強力な酸化力、殺菌力を有し、 かつ残留しないオゾン水による手指洗浄、器具洗浄さらには、栽培トレイの洗浄殺菌への利用が 期待されています。 オゾン水利用の利点
病害防除の実施例
オゾン水散布によるキュウリ地上部病害の発生率 出典:H15年度 農水高度化研究報告資料より抜粋
養液栽培での実施例
ウレタン培地のNTF式養液栽培装置にオゾン水を供給し、約3ヶ月経過後の比較では、
オゾン水の殺菌効果により藻の発生が抑制されました。(定植カバーを外した状態) <オゾン水供給条件>
NFT方式の養液栽培装置上の藻の発生抑制
(H19年濃度水高度化研究報告より抜粋) 農業・園芸分野の実施例
オゾン水でキュウリのうどん粉病が防止できると研究発表されていますし、
この例のように沈丁花のウイルス病も治癒します。 昆虫の忌避効果と見られる現象(なす)
昆虫がオゾンを忌避する効果も見られます。殺虫剤を減らせる期待もあります。
植物工場での採用例
無農薬栽培、衛生管理された無菌環境での人工光による生育が可能な植物工場でも、オゾン水装置が
手指洗浄、器具洗浄による衛生環境維持に使用されています。 設置例: 大阪府立大学植物工場研究センター大規模実証棟(C22棟)でのオゾン水装置
1. 工場内入室時のオゾン水による手指洗浄
2.加工室内でのまな板、包丁、ハサミ等の器具洗浄
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